SPACE FARM

僕の過去➂

 

 

こんにちは

 

 

 

今回はオーガニック修行のオーストラリアについて書きます

 

 

 

 海外で見た食事情

8年間という長い沖縄生活を後にして働きながら長く住める為ワーキングホリデービザを使いオーストラリアに入りました

 

 

沖縄で出会った北海道出身の彼女も付いて来てくれて

右も左も分からない状態からの海外生活がスタートしました

 

 

 

オーストラリアは波もワールドクラスなのでサーフィンするにはもってこいの場所なのですが「この時はオーガニックファーマーになる為に来た」と自分に言い聞かす為サーフボードや用品は全部手放して来たのです なんとまー。。。

 

 

そして最初は情報収集の為、週末開かれてるファーマーズマーケットに行きました

 

※オーストラリアは週末のマーケットがとっても多く小さい町やコミュニティーでもみんなが集まれる機会が多々あります

 

ファーマーズマーケットでは普段スーパーに置いてないようなオーガニックの食材や用品が並ぶので地元の人がよく利用していていつも賑わっている

地元に住んでいる日本人の方もオーガニックの味噌や豆腐などを販売していることも多くオーストラリアに永住している日本人の移住者達は色んな考えを持っているので話するだけで楽しいです

そしてとってもお世話になりました

 

 

家族で営んでいるオーガニックファームもそれぞれ考えや栽培方法も違く独自のキャラクターを持っているのでそんな人たちの野菜を見たり食べれたりする楽しさがファーマーズマーケットにはあります

とてもいい雰囲気なので観光の人にもオススメです

 

 

特に面白かったのがバイオダイナミック農法という月の満ち欠け・引力・自然界の法則を駆使して行う農法が個性的でした

日本も暦を大切に農業の作業を分けていたので元は似ているかもしれません

 

 

大規模農業の実態 

次に僕たちが向かったのがファーム探しの旅

 

しかもオーガニックファームとは違う大企業が運営するファームでした

 

なぜだかというとオーストラリアのワーキングホリデーは国が指定した大規模農業での実質労働を88日行うと最大2年間のビザ申請ができるからと大規模の食糧生産の現場を見たかったからです

 

そこでの栽培は大規模農業なので畑というか野菜がなる工場のようなもので

大きな機械で綺麗に整備されたフィールドに規則的に植えられた植物、背丈も全部統一されていて実る野菜の大きさも瓜二つで揃っている

その野菜を様々な国から出稼ぎに来た人たちで収穫していく

作業のほとんどが機械を使い選んだ作物を取る複雑な作業だけ人間が行うものでした

 

虫も少なければ雑草もあまり生えていないのでなんだか少し違和感もあり日本では見たこともないような大きなトラックに羽が生えた見た目の機械で霧のような農薬も散布していました。。。

それが大量生産する作業の中では欠かせない作業なので複雑な気持ちになりました

しかし自国で作物を育てれない国にも作物を輸出する国オーストラリアなのでもちろんメリットもデメリットあって当然です

 

驚いたのがそんなオーストラリアより日本の方が作物に使う農薬の量と種類が多いことを聞いた時です。。。うーん

 

農薬に関しては僕も肌がただれて働けなくなったこともあり消費者だけでなく農作業する人にも影響があることをまさに肌で感じました←ほんとシンドかった

 

 

 

そんな体験をした僕たちは大規模農業を後にしてオーガニックファーム巡りを始めることにしました

これが目的だった僕はWWOOF(ウーフ)に登録し数件のファームを見ました

 

※WWOOFとはホストファミリー(オーガニック限定)が食事と住まいを提供してくれる代わりに僕たちが畑作業を手伝ういうルールの協会、世界様々な国が登録しているのでもちろん日本にもある

 

 

このWWOOFの体験はとても勉強になり農業だけでなく永続可能なエネルギーと環境問題にも取り組んでいる農家が多いことを知りました

それらのことを全部ひっくるめてパーマカルチャーと呼ぶそうです

 

 

そしてそのパーマカルチャーの発祥の地がオーストラリア南部にあるタスマニアだと知り僕たちは向かいました…が

 

 人生で大きな絶望

そのタスマニアで事件は起きました。笑

 

 

タスマニアは北海道に似ていて食べ物が美味しく手付かずの自然が残っておりとっても素敵な場所でした

そんなタスマニア生活2件目のWWOFをし終わった頃タスマニアでもらえるはずだった仕事がなくなりかけたのをきっかけに色々、生活が崩れていきました…

 

 

その当時何よりもファームの経験を優先していた僕は少し考えが偏りすぎてて何をするにもお金よりも経験だと信じていてパートナーにも我慢してもらって僕のしたいことを第一にさせてもらっていたのです

同時に食生活までパートナーを巻き込んで「健康の為なら死んでもいいくらい」偏ってました笑

 

そんなことが仇になり僕たちは住まい・お金・希望・自由をなくしたのです。。。

 

その時ガッツリ落ち込んだパートナーを見た時、がっつり現実に戻され

「人生なんでこんなに生きにくいんだ…?」

僕が望んでいた本質的なものを見失っていることに気づき物から考え方全て捨てました。

そして その時出会ったのが「心理学」「量子論」「脳科学」「瞑想(今を生きる)」です

 

 

 全て失って気づいた自然の摂理

良い事をしたいと思っても元が腐っていたらなんにも出来ません…

 

 

 

まず本当に好きな事から始めようと決めた時とても心が軽くなりました

 

そこでもう1つ教えてもらったのが自分が異常に他人軸で生きていた事です

なにかする時他人の評価や自分の評価を気にして行動して決断していたのです

なので他人の意見や評価でしか自分の価値を見出せていなかったのです。。。。

「他人に褒められたい」

「他人に認められたい」

「他人にこう言われたい」

自分で自分を縛り苦しめていた

 

本当は何にも縛られずに自由に生きたかった

 

本質は生きているだけで価値があり幸せは今持っていることに気づくことなのでした

 

 

「人を動かす原動力は根本から好きなこと」それをするために行動したり向上心が湧く。

 

 

邪魔をしてくる日本人体質の我慢が美徳精神…

 

実はやりたいけど他人を思うと我慢してしまったり…

 

他人の執着を捨てたとき自然にやりたい事が生まれてきます

 

 

 

実は1番好きだけど遊びだからと我慢していたサーフィンとスノーボードだったり

 

まず自分たちの好きなことに思いっきりフォーカスしました

 

縛られてるものと執着を捨てると好きな事をしながら自然に生活できる事を教えてもらいました

 

 

それからは毎日毎日が楽しく幸せに送れ

小さな好きな事から「宿を建てたい」とか「畑を作りたい」とか自然にやりたい事が湧いてきています笑

 

 

そんな季節が流れるように自然に生活できる自分なりの気づきをシェアしていけたら幸いです

 

 

 

 2018年9月